クーラボックスはカタログに保冷力の基準として「保冷日数◯日」と書かれていますが、この「保冷日数」と言うのは一体何を意味しているのでしょうか?
「保冷日数5日」とか「保冷日数3日」とか色々書いて有りますが、これは何を指して何を意味しているのか全然分からず、あまりにも分からないから「保冷日数ナニソレ美味しいの?」と大ボケをかましたくなります。
が、この「保冷日数」の意味を知っているとクーラーボックス選びの失敗が減るので、しっかり覚えておきましょう。
今回は、クーラーボックスの保冷力について知りたいあなたのために、保冷日数の色々とタイプ別の保冷力の違いについて紹介します。
この記事の目次
クーラーボックスの「保冷日数」って何?
「保冷日数」と言うのは、クーラーボックスの保冷能力を示す指数になり「クーラーボックス内に入れた氷が20度前後の室温で溶けきっていない状態」を示します。
と、言われてもいまいち分かりにくいので、専門家に「違いますー!」と言われるのを覚悟でくだけた言い方をします。
「保冷日数」と言うのは、「このクーラーボックスに氷それなりに入れて、どの位で全部水になっているのかな〜?と言うのをやって見たらこの位かかりました」と言う事になります。
なので、「保冷日数3日」とカタログに書いて有ったら「このクーラーボックスに氷入れたら全部溶けるまで大体3日かかる」と言う事になります。
ただ、車の燃費の指数は実際の公道とは全然違うサーキットでの指数だから参考程度にしかならないのと同じで、クーラーボックスの保冷力と言うのはあくまで「エアコン使って室温20度に保ったテスト室での結果」となるので、実は参考程度にしかなりません。
クーラーボックスカタログの「保冷日数」から見る現実的な保冷日数とは?
では、カタログの保冷日数と言うのはアテにならない数字なのか?と言うとそう言う事も有りません。
保冷日数が多ければ多いほど保冷力が高いのは本当なのですが、リアルな話として何日持つのか?と言うのを知りたい時は大体カタログに書いて有る「保冷日数」を半分にすると分かります。
ごく当たり前の話となりますが、保冷力が有るとは言えどもクーラーボックスと言うのは外気の影響をとても受けやすく、真夏と真冬では保冷力に差が生じます。
この季節や外気温による差を考慮すると、カタログに書いて有る保冷日数を半分位にした位の方が確実と言えるので、カタログの保冷日数は「参考程度にしかならない」と先に書いたのです。
この事実を知らないと、保冷力が高いクーラーボックスを買ったのに期待程持たなかった!とがっかりする事になるので、保冷日数は必ず半分で考える!と言う事を覚えておきましょう。
クーラーボックスの保冷力はハードタイプ?ソフトタイプ?どっちが上?
クーラーボックスにはハードタイプとソフトタイプが有るのですが、このクーラーボックスそのものの形状の違いでも保冷力に差が出ます。
ちなみに、ハードタイプがこれ↓
>>販売ページはこちら
ソフトタイプはこれになります↓
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一般的にはハードタイプの方が保冷力が高いのですが、ハードタイプは「重い、値段が高い、場所を取る」と言う有名なマイナス点が有ります。
逆に、ソフトタイプは「軽い、値段が安い、折りたためる」と言うのがプラスポイントなのですが、保冷力に関してはハードタイプよりも劣ります。
これは、根本的な構造の違いにより生じる仕方ない問題です。
構造の違い
クーラーボックスのハードタイプは一見するとただの箱に見えますが、実は下の画像のように2つの箱の間に断熱材の材料にもなる発泡ウレタンが仕込んで有ります。
片や、ソフトタイプの方は保冷効果の高い保冷シートで作られているのですが、あくまで「保冷シートとしては高保冷」と言うだけで、発泡ウレタンで保冷するハードタイプと比較すると、どうしても保冷力に差が生じてしまうのです。
ただ、最近は「準ハードタイプ」と呼べるような保冷力の高いソフトタイプも有るので、保冷日数を参考にしながら色々見てみましょう。
まとめ
クーラボックスの保冷日数や保冷力に関してまとめると、このようになります。
- 保冷日数と言うのは、「このクーラーボックスに氷入れて20度の部屋に置いたら完全に溶けるまでにかかった日数」
- 保冷日数はあくまで目安なので、半分位で考える。
- 一般的にはソフトタイプよりハードタイプの方が保冷力が高い。
クーラボックスの保冷日数と、保冷力の違いについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、丈夫さもハードタイプの方に軍配が上がりますので、10年以上使うつもりならハードタイプをおすすめします。