娘が生まれた時に購入した雛人形ですが、大体16歳位になると飾らなくても良いとされています。
しかし、その16歳位になってから発生するのが、雛人形の処分方法です。
人形寺等に持ち込み、供養をしてもらってから処分する人もいますが、実は売っている人も沢山いるのです。
年代物の雛人形だと、こんな人形売れるのか?と思いますが、いえいえ、それは素人の考え方です。
今回は、不要になった雛人形を売る方法についてご紹介します。
そもそも不要になった雛人形は売っても良いの?
雛人形をいう事に関して詳しい人だと、真っ先にこの疑問が頭に出てくる事でしょう。
実は、雛人形には人間の厄を身代わりになって受け、その厄を払うという役割があり、その子の代わりに厄を受け取っているのです。
なので、この考え方の強い人だと、雛人形は本来今まで子供の身代わりとして厄を受けていてくれたから、供養をしてから処分をするものだと言う発想に行き着くのですが、中にはそう言う発想のない人がいます。
厄は目に見える物では有りませんから、そう言うのを重要視しない人もいる訳で、そう言う人から見れば、雛人形と言うのはお節句に飾る人形でしか有りません。
供養してから処分するのも一つの方法で有りますが、それと同時に不要になったら売りに出すと言うのも、雛人形を手放すまた1つの手段の方法なのです。
どちらが良い悪いではなく、両方共有りなのだ。と言う事なのです。
雛人形はどこで売れば良いの?
雛人形の売り先として、真っ先に上げたいのはリサイクルショップです。
買い取ってくれる場合と買い取ってくれない場合が有るので、事前に問い合わせる必要は有りますが、出張で来てくれる事も有るので、まずは問い合わせをしてみてください。
特に、雛人形は子供関連の物と思われている時も有るので、子供用品専門のリサイクルショップが有れば、色々なものを扱っているリサイクルショップよりも買い取ってくれる可能性があるので、そちらを先に問い合わせてみましょう。
次に、ネットオークションかフリマアプリで売る。と言う方法が有ります。
この方法だと、出品準備から梱包まで、全ての作業を自分でやらないならないので手間を取って大変ですが、リサイクルショップで売れなかった場合でも、こちらで売れる可能性が有るので、覚えておきたい売り先では有ります。
次に、年代物、有名作家物の作等、何かしらのプレミアが有った場合、骨董品屋か古美術商で買い取ってもらえる事も有ります。
基本的に雛人形と言うのは工芸品の一つでして、文化的価値、歴史的価値が付属される事も有ります。
もちろん、10年前位に買った雛人形では、文化的価値も歴史的価値も有りませんが、昭和以前に作られた雛人形で有る場合、歴史的価値が付属している場合が有り、保存状況が良かった場合、骨董品屋や古美術商に持ち込めば意外な価値が見出される可能性が有るのです。
ちなみに、古美術商等でも出張鑑定や宅配買取をしてくれる所が有るので、ぜひ調べてみて下さい。
まとめ
雛人形の買取についてまとめると、このようになります。
- 不要になった雛人形を売っている人は意外と多い。
- 買取先は、リサイクルショップ、ネットオークション、フリマアプリ、古美術商のいずれか。
- もし昭和以前に作られた雛人形で保存状態が良いのが有れば、古美術商に持ち込んでみる価値はある。
雛人形の買取方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、娘の依り代とをしての役目を終えた雛人形は、その後、季節のインテリアとして使用している人もいます。
厄除けの意味を重んじるか?節句の人形として見るか?は個人の考え方次第ですが、どちらの考え方も伝統的であるか前衛的で有るか?の差しか有りませんので、良い悪いなく共存出来れば良いですね。