雛人形と言うのは、娘が16歳位になったら処分をするのが良いとされています。
しかし、いざ雛人形を処分しようとした時、雛人形はお節句人形であると言う事を思い出し、ちょっとニの足を踏む人がいるのではないのでしょうか?
今回は、定番の方法から新しい方法まで、雛人形の処分方法に関してご紹介します。
親戚や知人に譲る
雛人形は「1人が1つ持つ」と言うように、共有をしたり譲ったりするのは止めた方が良いとされているものです。
しかし、昔から雛人形を代々受け継いでいる一族と言うのが実在するので、この件に関しては、雛人形を売りたい雛人形屋さんの戦略である可能性もあり得ます。
なので、状態が良ければ、欲しい人に譲ると言う方法も有りです。
ネットオークションで売る
雛人形は持ち主である女の子の役を代わりに受け取る厄除け人形で有る。と言う意識が有るせいか、リサイクルショップでの買取需要と言うのはあまり見込めません。
しかし、海外ではインテリアとしての需要が有り、日本でも中古でも良いから欲しがる人の需要も有るので、ネットオークションに出品すると買い手がつく可能性が有ります。
出品の際には、雛人形を飾った全体図、人形の詳細な写真やアップ画像等を添付する、海外の需要を見込み日本語と英語、両方で説明をする。等の工夫を凝らすと、海外と国内両方からの買い手が観覧する事が出来るので、より一層買い手がつきやすくなります。
寄付をする
地方自治体によりますが、地域を盛り上げるために、不要になった雛人形を寄付してもらい、雛人形祭を行う所も有ります。
この場合、毎年雛人形祭をしていて、不要になった雛人形の寄付を募っていますので、自治体で雛人形祭をしていたら、寄付をすると言うのも雛人形を手放す1つの手段です。
後、保育園、老人介護施設、児童養護施設、幼稚園等々、雛人形を必要としている場所は沢山有ります。
宅配便で送る場合、送料がかかってしまいますので、出来るだけ自分の家の近くで、運搬するのに楽な所から問い合わせてみましょう。
不用品業者に処分を依頼する
譲る相手もいない、寄付をする先もない、そもそも保存状況が良くなくてボロボロ。と言う場合、不用品の回収業者に依頼して処分してもらう事も出来ます。
雛人形だけでなく、色々な不用品の処分をしてもらますし、買取をしている所なら、その場で買い取れるものは買い取ってくれますので、雛人形の処分をきっかけに、不用品を全部処分する事も出来ます。
人形供養に出す
定番中の定番ですが、雛人形=娘の厄を身代わりに持って行ってくれる人形。としてみている人には一番しっくりくるやり方です。
まず、地元の神社やお寺に人形供養の実施の有無を確認します。
最近では遠方からの依頼でも、郵送で受け付けてくれる所が有るので、道具類や雛壇は粗大ゴミとして処分するとしても、特に娘の代理であったお雛様だけでも人形供養に出しましょう。
そして、「日本人形協会」と言う社団法人では、日本郵政のゆうパックを利用すると言う条件で、供養して欲しい人形を受け付けてくれるサービスをしています。
1箱5,000円で、お節句関連の人形や飾り物、そして供養の対象となる故人が所有していた人形やぬいぐるみ等が対象となります。
預かった人形は「東京大神宮人形感謝祭」で供養してもらえるので安心して利用して下さい。
まとめ
不要になった雛人形の処分方法をまとめると、このようになります。
- 雛人形の処分方法は贈与、寄付、売却、供養とある。
- ネットオークションに出すと、海外の人が買い取ってくれる事がある。
- どの方法でも良いが、供養に出すのが定番。
雛人形の処分方法について紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
雛人形と言うのは、どう見るか?で取り扱い方法が異なるもので、時代によって常に変化をしているものです。
伝統的な考え方をする人から見ると、信じがたい方法をする人もいますが、前提的な方法でもダメときってしまう事なく、それも今のやり方の1つと理解出来ると良いですね。