恵方巻きの食べ方の発祥地はココ!大阪の此花区をご紹介します
恵方巻き発祥

節分の行事としてすっかり定着している感のある恵方巻きですが、それのネタ元となった、節分に巻き寿司を丸かじりして食べる。と言う食べ方の発祥地をご存知ですか?

大阪府は此花区(このはなく)と言う所が発祥地とされています。

此花区では、これを区を上げてPRしているのですが、今回はこの事をお話ししたいいと思います。

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大阪の此花区って何処?何?

大阪の此花区は、USJ近くに有る、重科学工業で発展をした臨海工業地帯です。

以前は国の経済を支える工業地帯の一つとして栄えていましたが、近年の産業構造の変化に伴い、一時期は衰退しました。

しかし、現在ではUFJのおかげで活気が有るそうです。

区の東側には古くからの住宅街が有り、高齢者が住み慣れた町で安心して暮らせるように開設された、在宅介護拠点である此花ふれあいセンターと、おとしよりすこやかセンター西部館が有ります。

これ以外にも、女性の社会参加と自立を支援する男女共同参画センター、クレオ大阪西。

子供達の文化振興を目的に建設された、大阪市こども文化センター。

会館、屋内プール等を複合した、此花総合センタービル等、社会福祉施設や文化施設も充実しています。

1万人規模の住宅団地、高見フローラルタウンを筆頭に、西島地区ではスーパー堤防と一体化した居住区の開発も完了。

テクノポート大阪計画の進む舞州には、大規模なスポーツレクレーション施設の整備が進み、市民が気楽に参加できる陶芸館、浜遊びや散歩が楽しめる舞州緑道、眺望の美しい見晴らし台である、新夕焼ケ丘等、大阪府に有りながら、リゾート地気分が味わえる環境が有ります。

また、プロバスケットチームの大阪エヴェッサ、オリックス・バッファローズの2軍本拠地である舞州サブ球場、セレッス大阪の練習場等も有る地域です。

此花区では恵方巻きとは呼ばない?中身も違う?

恵方巻きと一般的に呼ばれている節分の太巻きは、此花区では「巻き寿司」と呼んでいます。

節分に食べると言う事は一致しているのですが、中身の具材も豪華な物はあまりなく、高野豆腐、かんぴょう、シイタケが定番で、寿司店や家庭の好みで色々有り、バリエーションはすごく豊富です。

7種類入れると言う決まりも無いようで、有るお寿司屋さんでは、厚焼き卵、高野豆腐、かんぴょう、三つ葉と言う組み合わせ。

此花区にある高校生が考案した巻き寿司は、高野豆腐、かんぴょう、シイタケにシバ漬けと言う組み合わせなんだそうです。

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此花区の恵方巻き発祥伝説

では、此花区に伝わる丸かじり巻き寿司伝説と言うのは、どう言う物なのでしょうか?

昔、節分の日に、現在では伝法地域となっている場所に有った、申村(さるむら)では、世念講(よねんこ)と言う、若者が男女別に集まり、朝まで囲碁や将棋を楽しんだり、雑談をして楽しむ。と言う風習が有りました。

ここで巻き寿司が食事として提供されていたのですが、食べ盛りの若者ばかりが集まっていたせいか、切って食べる間も惜しいとばかりに、提供された巻き寿司をそのまま丸かじりをする。と言う食べ方が生まれたんだそうです。

此花区で生まれた勝安男氏の書いた此花区郷土史研究資料「伝法のかたりべ(五)」によると、この丸かじりをしている若者達に、食事を提供していた女性が、「寿司をかじる前に、家の神棚に今年も元気でいられるように拝んでから食べなさい」と声をかけたのがきっかけ。と言うことなんだそうです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

大雑把に見ていると気が付きませんが、細かく日本中の様々な情報を見ていると、意外と面白い発祥地伝説に出会えたりするものです。

これを機に此花区とUFJに旅行!と、言うのは、泊りがけになってしまうが故に関東在中者にとってはなかなか難しいものですが、コンビニに売っている恵方巻きが、ちょっと違う角度から見れるかもしれません。

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