扇風機とサーキュレーターは似て異なる物の1つになりますが、扇風機とサーキュレーターの違いが書いて有る文章は大体にして理解しづらいものです。
そこで、今回は出来るだけさっくり扇風機とサーキュレーターの違いを理解したいあなたのために、同じくさっくり理解するのが大好きな私が扇風機とサーキュレーターの違いをさっくりとまとめてみました。
この記事の目次
扇風機とサーキュレーターの1番大きな違い
扇風機とサーキュレーターの最大の違いをすごく端的に言うと、扇風機は人間が風に当たる事で「涼しい」と感じる事を目的にした家電製品になり、サーキュレーターは今部屋に有る空気を循環させたり移動させる事を目的にした家電製品になります。
両方とも「今有る空気を前に押し出す」と言う点では共通していますが、吹き出す風にも違いが有り、扇風機は広範囲で幅広い風を起こす事が出来、サーキュレーターは直線的で力強い風を起こす事が出来ます。
機能的な面で近い製品としては、扇風機はうちわか扇子、サーキュレーターは換気扇になりますので、この事を加味して考えると違いのイメージが湧きやすくなります。
扇風機とサーキュレーターの風の質の違い
では、次に扇風機とサーキュレーターの風の質の違いについて紹介します。
扇風機の風
扇風機は元々風を人体に当てて使用する商品なので、風はふわーっと優しくなるようになっています。
その様子がとても分かりやすいのが、こちらの動画のスタート部分に有る、布を扇風機でふわーっと優しくなびかせる演出になります。
扇風機でカーテンがふわーっと優しくなびくのはごくごく普通の事と思われますが、実はサーキュレーターで同じ事をしようとしても風が直線的なのでふわーっとは行かず、上にめくり上げて終わりになります。
サーキュレーターの風
では、サーキュレーターの風はどうなるのでしょうか?
サーキュレーターで起こした風は直線的になるので、下の動画のようにまず最初に一ヶ所にたまり、その後周辺に広がっていきます。
サーモグラフィーで見るとその様子がすごく良く分かるのですが、扇風機とサーキュレーターでは起こせる風にも違いが有ります。
扇風機とサーキュレーターの得意不得意の違い
では次に、扇風機とサーキュレーター得意不得意の差を紹介します。
この違いを覚えておくと使う時や購入する時のヒントになるはもちろん、使いこなす事も出来るのでちょっと頭に置いておきましょう。
扇風機の得意不得意
- 得意 → 涼を取る、広くて近い範囲に有る空気の攪拌、空気の入れ替え。
- 不得意 → 遠くて狭い範囲に有る空気の攪拌、室内洗濯物干し。
サーキュレーターの得意不得意
- 得意 → 遠くて狭い範囲に有る空気の攪拌、首振り機能が有れば室内洗濯物干しと空気の入れ替え。
- 不得意 → 広い範囲に有る空気の攪拌、首振り機能が有れば室内洗濯物干しと空気の入れ替え。
このように得意不得意の有る扇風機とサーキュレーターになりますが、首振り機能の有無でサーキュレーターにはかなりの差が出てしまいます。
ちなみに、暑がりの人はサーキュレーターの風量が快適と感じるので、「涼を取る」と言う点で考えると暑がりさんの場合は扇風機にこだわらず、首振り機能付きサーキュレーターも視野に入れた方が良いでしょう。
まとめ
扇風機とサーキュレーターの違いをまとめると、このようになります。
- 扇風機とサーキュレーターの最大の違いは「涼を取る装置」か「空気を循環させる装置」か。
- 扇風機とサーキュレーターには風の質でも違いが出る。
- でも「涼を取る」と言う点で考えると、暑がりさんはサーキュレーターが向く。
扇風機とサーキュレーターの違いについてさっくりと理解出来るようにまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、サーキュレーターは大きければ大きいほど風の威力が増すので、大きい物で首振り付きなら遠くて広範囲の空気の攪拌も出来ます。