加湿器がカビてしまうと、病気の原因にもなり得るカビなどの微生物を、部屋中に書き散らすことになりますから早急に対策が必要になります。
「加湿器病」なんていう重大な病気にも繋がりかねません。
今回は、オススメの加湿器のカビ掃除方法とカビキラーの使用可否についてご紹介します。
この記事の目次
加湿器のカビ掃除はどうやるの?クエン酸が効果的!
加湿器のカビ掃除にはクエン酸を使うのがおすすめです。
クエン酸は酸性なので、加湿器内についてしまったミネラル分を落としたり、こびりついたカビを落とすことができます。
クエン酸はつけおき洗いするのが一番効果が高いので、クエン酸水を作ってつけおき掃除をしましょう。
クエン酸水の作り方
作り方は、「40度以下のぬるま湯3リットルに対して、20グラムのクエン酸をまぜます。」
たったこれだけです。
クエン酸水を使った加湿器のカビ掃除の方法
- 最初に、加湿器の破損を防ぐため少量で試し色落ちしないかなどをチェックしましょう。
- 給水タンクなど細かな汚れがある箇所にはクエン酸水をつけた歯ブラシを使います。
- フィルターやタンク、トレーといった場所にはクエン酸水のつけおき洗いをしましょう。
クエン酸は体に害を及ぼすことがないので、加湿器の掃除以外にもお部屋の掃除に利用することもできます。
クエン酸はどこに売っているの?
加湿器のカビ掃除にクエン酸が効果的っていうけれど、クエン酸ってどこに売っているの?と疑問ではありませんか?
気軽に利用できるところでは、ドラッグストアに売っています。
また、クエン酸はポットの水垢を落としたりする場合にも利用できるので、実は家電量販店にも置いてあります。
加湿器のカビ予防!カビキラーでの除去だとリスクもある
加湿器の掃除には、先ほど紹介したクエン酸を使った方法がベストとされています。
でも、カビの掃除、予防にはカビキラーが一番いいのでは?とお考えではないでしょうか。
確かにカビキラーは、カビ汚れを取ることや防止するのに間違いなく効果的で、すぐにカビを落とすことができます。
しかし、すぐ落とせる分だけ強力な洗剤といったことになります。
強力な洗剤であるがゆえに、絶対に見逃せない注意点があります。
カビキラーによる加湿器掃除の注意点
もし、加湿器内にカビキラーの薬剤が残ってしまった場合、残ってしまったカビキラーは加湿器を使用すると部屋中に放出されてしまいます。
結果的に、カビキラーの混じった空気を常に吸い込むということになるのです。
カビキラーにはこのような危険性もありますから、加湿器掃除に使うのはあまりオススメはできません。
浴槽掃除のように目に見える場所であれば構いませんが、目に見えない加湿器内の清掃は避けられたほうが賢明です。
喉の痛みや咳に注意!加湿器病とは?
加湿器病とは肺の病気の一種です。
風邪と似たような症状で咳や喉の痛み、発熱などを引き起こします。症状が重いと、呼吸困難を引き起こすこともあります。
加湿器病の原因は?
加湿器からのカビや微生物、雑菌などを多く吸い込んでしまうことが原因です。
「超音波式加湿器」は熱を使わないので比較的カビが発生しやすく、加湿器病を引き起こすことが多いとされています。
しかし「ファン気化式加湿器」や「ハイブリット式加湿器」でも、抗菌作用が落ちてしまってカビが生えてしまうと加湿器病を引き起こすことがあります。
健康のために加湿器を使っているのに、逆に病気になってしまっては元も子もありません。
怖い加湿器病にかからないように、日頃から加湿器の掃除、メンテナンスを心掛けていきましょう。
まとめ
- クエン酸は体に害がなく、万が一、加湿器内に残ってしまっても安心なので、加湿器のカビの手入れには安全面からいってもクエン酸が一番オススメです。
- カビキラーはカビ取りや予防も簡単にできますが、強力な薬剤であるがゆえに、加湿器内に残ってしまうと残った薬剤を吸い続けるといった危険性も伴います。
- 加湿器の手入れを怠っていると、重大な病気「加湿器病」を引き起こす可能性があります。
加湿器を日頃から清潔に保ち、より効果的に加湿器を使っていきましょう。