節分の食べ物ってどんなものがあるのだろう?
こんにゃく、けんちん汁、そば、くじら、いわし、そば、恵方巻、豆の7つとされています。
また、北海道や東北では節分の際に、豆ではなく、落花生を投げるといったことも聞きます。地域によって様々です。そんな奥深い節分についての情報を紹介します。
節分の食べ物の由来は?
節分の食べ物としては7つの食べ物が有名です。その由来について紹介していきます。
- 「こんにゃく」
そもそも、こんにゃくには次のような効果があります。コレステロールの抑制や血圧降下、がん予防などです。この風習は、四国地方で始まったと言われています。お腹の砂下ろしや胃のほうきなどと呼ばれており、体内の毒素を体外へと排出し身を清めるといった意味合いがあることから節分に食べられるようになりました。 - 「けんちん汁」
江戸時代に中国から伝わったとされる普茶料理のケンチュンという料理が起源となっており、けんちん汁と呼ばれ利用になったと言われています。また、鎌倉の建長寺の修行僧が作った建長汁が元になったという2つの説があります。 - 「そば」
昔は節分は現在の大晦日にあたる役割を担っていました。そんなことからそばを食べる風習がありました。年越しそばのような感じです。 - 「くじら」
山口県では、節分の日にくじらを食べる風習があり、大きい物を食べることが縁起が良いとされています。刺身をはじめ、竜田揚げや鯨汁などにして味わいます。 - 「いわし」
いわしには、活習慣病の予防や歯を丈夫にするといった体に良い食べ物として、昔から好まれて食べられてきました。また、いわしの臭いは、鬼が嫌いな臭い言われており、鬼を追い払う効果があると言い伝えられてきました。そんなこともあり、節分の際に食べるようになりました。 - 「恵方巻」
江戸時代から明治時代にかけて、大阪の商人が商売繁盛と厄払いを込めた食べるようになったとされています。今や節分の定番的な食べ物となっています。 - 「豆」
節分の豆まきは、中国の追儺(ついな)と言われる厄払いの行事が元になっているとされます。京都の鞍馬に鬼が出た際に、鬼の目に大豆を投げつけると、鬼が瞬く間に退散したという話が残っています。そんなこともあり、効果がある食べ物とされました。
節分の時に関東では何を食べるの?
関東の一部ではけんちん汁を食べる風習があります。近年では関西地方を中心に広まった恵方巻は全国的に広がり、現在では関東地方でも定番的な食べ物になっています。コンビニエンスストアでもよく目にします。
節分の時に京都など関西では何を食べるの?
恵方巻は関西地方を中心に全国的に広まった食べ物と言えます。また、奈良県ではいわしを料理を食べる風習もあります。
節分の時の恵方巻はどの方角を向いて食べるの?
恵方巻きは「節分の巻き寿司」と呼ばれており、福を巻き込むと言われていることから食べられるようになりました。縁を切らないといったことから、巻き寿司を切らずに食べるようにします。2018年(平成30年)の恵方は、南南東やや右となります。この方角をめがけて食べましょう。
まとめ
今回は、節分についての様々な情報を紹介しました。
定番的な食べ物となってきた恵方巻をはじめ、けんちん汁やそば、いわしなどを食べる地域もあります。
また、人気の恵方巻ですが、恵方は、歳徳神が司ると言われておりその方向も年々変わってきます。ちなみに、2018年(平成30年)の恵方は、南南東やや右となります。ぜひ覚えておいて、来年の恵方巻を食べる際の参考にしてみてください。
節分の知識を深めて、更に美味しく節分の食べ物を味わってみませんか。ぜひ参考にしてみてください。