花粉症薬を飲むと太りやすいって本当?太る原因を明らかにします
花粉症薬太る

アレルギー薬と言うのは、抗ヒスタミン薬とも呼ばれており、体内でアレルギー反応の原因になるヒスタミンの動きを抑える効果が有ります。

このヒスタミンの効果が抗ヒスタミン薬で抑制されているからこそ、アレルギー反応は抑えられている訳で、この抗ヒスタミン薬が有るからこそ、花粉シーズンでも花粉症の人は快適に日々を過ごせる訳なのです。

しかし、このヒスタミン、決して完全なる悪役ではない。と言う事が最近の研究で分かってきました。

なんと、ヒスタミンには下記のような、効果があったのです。

  • 日中の眠気を軽減にする。
  • 学習能力と記憶力の向上。
  • 日中の活動量を増やす。
  • 食欲の低下を起こす。

鼻水やくしゃみ等の花粉症症状を引き起こす一方、こう言う有益な効果もヒスタミンにはあるのです。

なので、抗ヒスタミン薬を飲んでいる人よりも、飲んでいない人の方が良さそうな気がしますが、抗ヒスタミン薬を飲んでいる人の方が、飲んでいない人よりも勉強や仕事に集中出来る。パフォーマンスが良い。と言う調査結果が出ているので、やはり抗ヒスタミン薬は飲んだ方がいいのです。

今回は、この抗ヒスタミン薬の副作用の内、ダイエットの敵である「太る」に焦点を当ててご紹介したいと思います。

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なぜ抗ヒスタミン薬の副作用で太るのか?

先にご紹介しました通り、ヒスタミンには食欲を抑制する働きが有ります。

なので、抗ヒスタミン薬を飲むと、このヒスタミンの食欲を抑制する効果が抑えられ、食欲が増えてしまうと言う結果を招きます。

ところで、抗ヒスタミン薬は体のどこに効果を発揮すると思われますか?

体に症状を抑えるだから、体に効果を発揮するんだろう?と思うでしょうが、抗ヒスタミン薬や体に効果を発揮するだけでは有りません。

実は、脳にも影響を及ぼしておりまして、この抗ヒスタミン薬が体に影響を及ぼすと、くしゃみ鼻水の抑制になりますが、脳に影響を及ぼすと、眠くなる。太る。と言う症状が現れるのです。

太る意外にも、抗ヒスタミン薬を飲む事で倦怠感、集中力の低下が起き、これらはゆっくりとしたスピードで現れるため、非常に気がつかれにくく、「インペアード・パフォーマンス」とも呼ばれています。

太りにくい花粉症薬はあるのか?

では、太りにくい花粉症薬と言うのは有るのでしょうか?

それが、第2世代抗ヒスタミン薬には有るのです。

そこで、今回は抗ヒスタミン薬の効果が脳に行きにくい抗ヒスタミン薬を脳に行きにくい順に並べてみたいと思います。

  1. アレグラ
  2. アレジオン
  3. ザイザル
  4. エバステル
  5. クラリチン
  6. アレロック
  7. タリオン
  8. ジルテック
  9. ポララミン
  10. ザジテン
  11. セレスタミン

アレグラが圧倒的に脳内に効果の現れにくい抗ヒスタミン薬で、アレジオン〜ジルテックまでは脳内に影響を少し及ぼし、ザジテン〜セレスタミンは脳内に影響を及ぼしやすく、インペアード・パフォーマンスの影響はもちろん、太り易くもなると言う訳なのです。

しかし、抗ヒスタミン薬が原因となる肥満の可能性は1%未満と大変低く、長期間アレルギー薬を飲む人以外はあまり気にする必要はないです。

しかし、セレスタミンに関しては別で、実はセレスタミンは、ポララミンとステロイドの組み合わせなのです。

ポララミンは抗ヒスタミン薬の中でも脳に影響を及ぼし易い物で、ステロイドは肥満やむくみの副作用が有って体重が増え易いのです。

毎日、長期で飲む人は注意が必要です。

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まとめ

抗ヒスタミン薬の影響で太り易いと言うのがある件に関してまとめさせて頂くと、このようになります。

  • 抗ヒスタミン薬はヒスタミンの作用である食欲の減少を抑える効果がある。
  • しかし、抗ヒスタミン薬を飲まないよりは飲んでいた方が生活が快適になるので、パフォーマンスが良い。
  • 抗ヒスタミン薬でも、脳に効果が行きにくいのがある。それを選んで服用をする。

抗ヒスタミン薬で太り易くなると言う事についてご紹介をさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?

抗ヒスタミン薬と言うのは、花粉症の人には欠かせない薬ですが、市販薬もたくさん出ているので、これから自分の目的に合わせてチョイスがし易くなりました。

今まで病院に行かないと手に入らなかった処方薬も気楽に手に入るようになったので、上手に目的に合ったチョイスをしたいですね。

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