秋刀魚の内臓が嫌いな人は「ツボ抜き」と呼ばれる、秋刀魚の頭と内臓を一緒にとる下処理方法が欠かせませんが、ツボ抜きのたった1つの難点はこれです。
「見た目が秋刀魚じゃなくなる」そう、ツボ抜きをした後の秋刀魚ってどうしても頭がなくなってなんだか秋刀魚とは違う物体になるので、秋刀魚を食べている感はなくなってしまい、なんとなく損をした感というか、はっきり言うと負けた感じすらしてしまいます。
でも、本当は秋刀魚の内臓だけを取るのはすごく簡単で、やり方さえ分かれば誰でも今すぐ出来るのです。
そこで、今回は秋刀魚の内蔵だけを処理し、頭を残した状態で食べたいあなたのため、秋刀魚の内臓だけを取る方法を、参考動画を交えながら紹介します。
秋刀魚の内臓取りをする前に必要なこと
秋刀魚の内臓だけを取る方法を、カンタンにまとめると次のようになります。
「腹を切り、内臓を取り出して、洗う」と…言葉にすればたったコレだけなのですが、実際にやってみるとなかなか難しいものです。
そこで、秋刀魚の内蔵取りの方法をわかりやすく解説している動画を見てみましょう。
この動画では、秋刀魚の三枚下ろしの方法を細かく紹介しています。
注目してほしいのは、前半部分1:30~の腹の切り方のみです。
良いですか?動画1:50~のように、勢い余って首を落としてはいけませんよ!
あくまでも今回、秋刀魚の内臓だけを取り出したい場合に必要なのは「秋刀魚の腹を切るだけ」ですからね。
こちらの動画は寿司職人の養成学校の講師による解説なので、刺身包丁を使用しています。
しかし、この秋刀魚の腹の切り方は、やり方さえ分かっていれば家庭で使用している文化包丁でも十分できますので、ご安心ください。
動画の「腹の部分の切り方」だけは何回もよーく見て真似しましょう。
続いて、この三枚下ろしの方法で腹を切った後、どうするか?は次の項目で紹介します。
秋刀魚の内臓だけを取り出す方法
では、秋刀魚の内臓だけを取り出す方法について紹介します。
三枚下ろしの方法で秋刀魚の腹を切ったら、内臓を取り出すだけなのですが、内臓の取り出し方は2種類有ります。
1.内蔵をキレイにとる方法
きれいに秋刀魚の内臓を取り出したい人は、内臓がくっついている頭の下半分だけを切り、続きは先ほどの動画1:55~と同じように包丁を使ってで取り出します。
ここでキッチンハサミがあると、包丁で切り開いた腹から秋刀魚の内臓だけを切り取ることもできるので、とても便利です。
包丁を使って内臓を取り出すのが大変な場合は、指で取り出してしまってもキレイにとることができます。
2.捨てる前提で内蔵をとる方法
秋刀魚の内臓を捨ててしまっても構わない人の場合は、下の動画にある川魚の内臓の取り出し方が参考になります。
参考動画
正直いうと、ただ単に秋刀魚の内臓だけを取り出したい人にオススメなのはこちらの方法です。
こちらの方法で下処理し、塩焼きにすると間違いなく内臓だけがない秋刀魚の塩焼きができます。
でも、秋刀魚の内臓の取り出し方を知りたくてこのページにきたのに、最初にいきなりニジマスの情報出されても混乱しますし、はじめは秋刀魚とニジマスじゃ構造的に同じかどうかわからないですよね?
そんな訳で、ちょっとまわりくどい面倒なことをしましたが、どうかお許し下さいね。
2つの動画をしっかり見たあなたは、すっかり魚の下処理マスターになっているはずです!
まとめ
秋刀魚の内臓の下処理で、頭だけ残す方法をまとめるとこのようになります。
- 秋刀魚の内臓だけ取り出す方法は2種類有る。
- きれいに取り出したい人は、三枚下ろしの要領で腹を開いて丁寧に出す。
- 内臓を捨ててもいい人は、ニジマスの内臓取り出しの要領で内臓を取り出す。
秋刀魚の内臓だけを取り出す下処理方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、1番最初に紹介した秋刀魚の三枚下ろしの動画の中では、秋刀魚の内臓の苦味をなくす方法と、美味しい煮付けの作り方が紹介されています。
秋刀魚の内臓に興味はあるけど苦いのが苦手で避けてきた方は、ぜひぜひちょっと試してみてくださいね。
2つの動画とも、内臓取り以外の部分もとても参考になりますので、時間をとって一度見てみることをオススメします。