毎年七夕のシーズンになってくると、スーパーや図書館等、色々なところで七夕の飾り付けを行なっていますが、この七夕の飾り付けというのは具体的にいつくらいから行われているのでしょうか?
実は、正式には七夕飾りは一晩だけ飾る飾り物でして、早くとも前日である7月6日の夕方から飾り始め、7月7日の夜にはしまうのが正式な方法なのです。
なおかつ、この七夕飾りのルールを守っていないと願い事を叶えてもらえない。なんて言う話もあるので、七夕に願いを叶えてもらおうとしている人は、早くから飾り付けがなされているスーパー等の七夕飾りに願い事を書くのはやめておきましょう。
さて、前置きでいきなり七夕飾りの期限について話を終わらせてしまいましたので、処分方法にも決まりがある七夕飾りの処分方法についても紹介します。
七夕飾りはどうやって処分をするのか?
七夕飾りの処分方法ですが、実は海か川に流すと言うのが正式な方法とされています。
これを七夕送りというのですが、この七夕送りをする事で、七夕に飾った願い事が神様のところに届き、願いが叶うと言われています。
が、この七夕送りが出来たのも今や昔の話となり、現代において七夕送りなんぞをしたら「不法投棄」と呼ばれてしまいます。
そこで、お焚き上げをすると煙に乗って神様のところに行くとされているのを採用し、現在では七夕飾りは燃やされ、お焚き上げにして神様のところに届けてもらう。という方法で七夕送りとしています。
しかし、この方法が出来るのは今や地方農村部位で、有りとあらゆるものがご近所トラブルの元になるような地域に住んでいる場合、お焚き上げによる七夕送りも難しい訳なのです。
そんな地域に住んでいる場合は、七夕飾りを燃えるゴミとして出す事で七夕送りとしています。
実際に、正月飾りを処分するときの方法として「生ゴミと同じ袋に入れない事」「軽く塩をかける事」の2点を守る事で燃えるゴミとして処分する方法がありますので、どうしてもお焚き上げが出来ない地域にお住まいの場合は、この方法を使ってみてください。
七夕送りはいつするのか?
では、七夕送りはいつにすると良いのでしょうか?
最初に、七夕飾りは遅くとも7月7日の夜までにしまう、ということを紹介させていただきましたが、七夕送りは七夕の翌日、7月8日の夜に七夕送りを行います。
お焚き上げで処分する事が出来る人は、7月8日の夜間にお焚き上げをし、燃えるゴミの日に出すしかない人は、この日にゴミとして処分できるように処置をしておきましょう。
笹の葉を長持ちさせる方法
ところで、七夕に欠かせない笹の葉は割とすぐに枯れてしまう植物の1つでして、植物を長持ちさせるプロである花屋さんでも、七夕に使う用の笹の葉は前日に必要な分だけ仕入れるという状態なのです。
しかし、花の市場に行く事なんて出来ない一般の人場合は、笹の葉は七夕よりも早く手に入れることになってしまいます。
そこで、七夕用に手に入れた笹の葉をできるだけ長持ちさせる方法について紹介します。
七夕用に手に入れた笹の葉は、「水3:酢2」で作った酢水に入れて生け、濡れた新聞紙やテッシュペーパーで包むと2〜3日は確実に保存する事が出来ます。
ただ、花屋さんですら笹の葉を長持ちさせるのは至難の技なので、笹の葉は出来るだけ七夕前日に手に入れに行きましょう。
まとめ
七夕飾りを始める時期や片付け方法などについてまとめると、このようになります。
- 七夕飾りは7がつ6日の夕方から7月7日の夜間までが飾るタイミング。
- 7月8日になったらお焚き上げで燃やすか、他のゴミと混ざらないように燃えるゴミとしてゴミ袋に入れる。
- 笹の葉はすぐに枯れてしまう植物なので、可能な限り7月6日に手に入れる。
七夕飾りを始める時期などについて紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
最後になりますが、自分の住んでいる地域がお焚き上げの出来る地域かどうか?と言うのは、どんど焼きを神社以外でもやっているかどうか?と言うのがキーポイントになります。
後は、焼畑をしているかどうか?と言うのもキーポイントになりますので、ぜひ確認をしてみてください。