ここ数年、台風や地震などの自然災害が本当に多いですね。被害に遭われた地域の皆様方に心よりお見舞い申し上げます。
と、しんみりと切り出しましたが、この記事をお読みのあなたにとってはこんなありきたりの言葉よりも、限られた調理器具でどうやって目の前に有る冷凍うどんとあり合わせの食材で美味しい鍋焼きうどんを作るのか?の方が重要と存じます。
そこで、今回は東日本大震災の時、内陸部で被災した経験に基づき、今回被災で大変な思いをなされたあなたに、ガスが復旧していなくても、限られた調理器具でも鍋焼きうどんを作る方法についてアイデアを紹介させて頂きます。
この記事の目次
鍋焼きうどんを作る!~まずは自宅の台所と収納具をチェック!
まず、料理を始める前に熱源を確保しないとなりません。
災害時にガスコンロの代わりになる物は色々有りますが、「鍋焼きうどんを作る」と言う点に特化して見ると、普段は季節物商品と思われていて、台所や納戸の隅に置かれているこれらが熱源として使用出来ます。
- 卓上コンロ
- 調理可能なストーブ
- 鍋料理可能なホットプレート
- アウトドア用着火剤
- IHクッキングヒーター
- アウトドア用コンロ
- バーベキューグリル
この中で、被災の当日から使用する事が出来るのは卓上コンロ、ストーブ、アウトドア用コンロ、バーベキューグリルになります。
ただ、熱源になるガスボンベや着火剤、灯油が古くなっていると火災が起きてしまう可能性があるため、明らかにもう何年も使っていない。と言う場合はちゃんと使用期限の目安を調べてから使用しましょう。
電気が復旧しないとホットプレートとIHクッキングヒーターは使えませんが、私の経験上、震度6弱では電気は1週間以内で普通に使えるようになりましたので、もし災害に遭われても数日すれば多くの家庭で使用する事が出来る状態になっているはずです。
ちなみに、私も被災した当時、ストーブで煮込み料理と具沢山スープを中心に料理をしていました。
では次に、鍋焼きうどんを作るのに必要な調理器具について紹介します。
土鍋、鍋が無くても、コレさえあれば鍋焼きうどんは作れる!
私東日本大震災の時調理器具が一部被災したんでよーく分かるのですが、被災した直後と言うのは大なれ少なれ調理器具が少なくなってしまっています。
でも、鍋がなくてもフライパンが有れば鍋焼きうどんは作れます。
これは、いかに少ない洗い物で料理をするのか?と言う事を日々研究している人から見ると当たり前のことなのですが、フライパン1つでも結構色々な調理が出来ます。
特に、フッ素加工がされていて洗い物が簡単なので、鍋焼きうどんと言うのはフライパンで作るのに最適な料理なのです。
少ない材料でも鍋焼きうどんを作る方法のアイデア
でも、フライパンで鍋焼きうどんが作れる事が分かっても、実際にどうしたら良いのか?と言う話になりますよね?
そこで、いくつかアイデアを紹介します。
出汁、つゆはどうする?
まず、1番最初に困る出汁類ですが、鍋焼きうどんは「鰹節」「昆布」「干し椎茸」「煮干し」「出汁の素」「めんつゆ」のいずれか1つでも十分美味しい出汁が取れるので、今目の前に有る食材を使って出汁を取りましょう。
ただ、これはめんつゆだと注意する事なのですが、電気が止まっていた間に冷蔵庫の食材が傷んでしまっている場合が有ります。
なので、めんつゆはちゃんと匂いをかいでまだ使えるかどうか確認をしてから使いましょう。
具材、作り方はどうする?
具材は葉物野菜を中心に煮込みますが、どうしても根菜類しかない場合はポテチ位薄く切る事で火の通りを早める事が出来るので、スライサーや包丁で薄切りに挑戦をしてみて下さい。
この時、うどんを中央に置き、具材を周りに囲むように置くとフライパンでも満遍なく煮立ちます。
そして使うフタは状況が状況なので、フライパンを完全におおえればそれで良し。としましょう。
もしフタが全部被災してしまっていても、アルミホイルで落としブタを作れば何とか鍋焼きうどんは作れます。
まとめ
被災してしまって本気で鍋が無くても鍋焼きうどんを作る方法をまとめるとこのようになります。
- 台所や納戸で熱源になる物を探す。
- 鍋焼きうどんはフライパンでも作れる。
- 煮込み方はうどんを真ん中に置いて、食材で囲むのがポイント。
実際に被災した経験に基づき、被災しても鍋焼きうどんを作る方法を紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
あ、最後になりますが被災した直後、スーパーが生鮮食品の一斉処分セールをやっていたのを思い出しました。
今考えると「傷む前に売ってしまえー!」と言う事だったのでしょうが、あの当時、きっと沢山の人が助かったんでしょうね…。