彼岸花はどんどん増える植物ですが増え過ぎた彼岸花の球根は一体どうやって保管すればいいのでしょうか?
この件に関してネットで調べようと「彼岸花 球根 保管」と入れて検索をかけてみても、全然違う植え付け時期とかの情報ばかりが出てきて困ってしまいます。
そこで、ネット上に散らばっている彼岸花の球根を保管する方法を知りたいたあなたのために情報をまとめてきましたので、ここに紹介します。
この記事の目次
彼岸花の球根の保存方法
彼岸花の保管は、下の一覧のようにいくつか種類が有ります。
- 掘り上げたらすぐ植え替え場所に植える。
- 乾燥させて保管する。
- バームキュライトやおが屑に入れて保管する。
それぞれ向き不向きが有るのでまずはそこから整理します。
掘り上げたらすぐ植え替え場所に植える
彼岸花の球根はあまり乾燥しているのは好まない球根ですし、元々土の中でどんどん増える植物なので、管理の手間を考えると掘り上げた球根は出来ればすぐ移動させる場所に植え、開花の時までそのままにしておいた方が楽に済みます。
この方法だと、植え替え時期はどうなるのか?と言う心配が出てきますが、元々彼岸花は土に植えっぱなしにして置くのが最適な植物なので、実は植え替え時期と言うのは無いに等しいのです。
何より、すぐに植えてしまった方が後々の管理が簡単なので、すでに植える予定の場所が決まっている場合、掘り上げたらすぐ植えてしまいましょう。
乾燥させて保管する
彼岸花農家が使用している彼岸花の保管方法がこれになり、販売している彼岸花の球根は大体この方法を使用して保管しています。
乾燥のさせ方は、下のような方法になります。
- 球根を掘りあげたら茎や根を束ねて直射日光の当たらない場所に吊るす。
- 新聞紙やキッチンペーパーの上に乗せ、日陰干しにする。
- 彼岸花の球根を乾燥させたら、ネットに入れて風通しの良い場所で吊るして保管する
この時、土の上に置いてしまうと球根が土に含まれている水分を吸ってしまい、乾燥保管が出来なくなるので、必ず風通しの良い場所でネットに入れて吊るして保管しましょう。
乾燥しても彼岸花の球根は植えた時にたっぷりの水をあげれば元気になりますので、乾燥した状態の彼岸花の球根を植えた時には必ず水をたっぷりとあげましょう。
バームキュライトやおが屑に入れて保管する
先に「彼岸花の球根は乾燥を好まない」と紹介しましたが、彼岸花の球根を掘り上げたはいいがまだ植える場所が決まっていない場合はこの方法を使用します。
やり方は、バーミキュライトかおが屑を袋に入れ、その中に彼岸花の球根を埋めて暗くて涼しい場所に保管しておくだけになりますが、球根はまだ生きているので保管をする際には必ず袋を完全に閉めないで置きます。
場所の都合でどうしても口を閉めざるをえない時は、大き目の袋に入れ袋の上の方に呼吸用の穴を開けましょう。
彼岸花の球根を掘り上げるタイミング
彼岸花の球根を掘り上げるタイミングは5月〜6月頃ですが、他の球根植物同様、葉が黄色に変色して枯れるまでしっかりと待ちます。
葉が完全に枯れたら掘り上げ採取をしましょう。
彼岸花の球根の分け方
彼岸花は球根で増える植物なのですが、「自然分球」と呼ばれる土に植えっぱなしにしていても自然と球根の株分けがなされている植物になりますので、球根の株分けは手で割るだけです。
そして、彼岸花の球根は生育環境が良いとどんどん増えていくのですが、あまりにも増えると土の上にはみ出す事が有ります。
このはみ出した球根も手で分けて株分けする事が出来るので、もし露出している球根が見つかったら取り除いて誰かにあげたり植え替えをしたりしましょう。
まとめ
彼岸花の球根の保存方法についてまとめると、このようになります。
- 彼岸花の保存方法は3種類有る。すぐ植える。乾燥させて保管する。バームキュライトやおが屑に入れて保管する。
- 彼岸花を掘り上げるタイミングは5月〜6月。葉が完全に枯れるまで待つ。
- 彼岸花は自然に株分けされる。手で分けると簡単に取れる。
彼岸花の球根の保存方法について紹介させて頂きましたがいかがだったでしょうか?
彼岸花は良い環境で育てているとどんどん増える植物なので、地植えにしているといつしか群生が出来ていたりしてとても楽しみになる植物の1つでは有ります。
でも、増え過ぎるのはちょっと困り物なのでもし株分けが出来そうな時は保管をしてお友達に分けたりもしましょう。