花粉症は、くしゃみや鼻水、鼻詰まり等の鼻炎や目のかゆみ、肩こり、倦怠感や微熱等の様々な症状を引き起こします。
この時期の頭痛も同様に、花粉症が原因である事が少なくありません。
では、どのようなメカニズムで頭痛が起きるのでしょうか?
この記事の目次
花粉症による頭痛はなぜ起きるのか?その原因
鼻水、鼻の炎症
花粉によるアレルギー反応はもちろん、頻繁にはなをかむことにより、副鼻腔や鼻と耳とをつなぐ管などに炎症が起きます。
この部分は脳に近く、炎症による痛みを頭痛として感じる事があります。
また、それだけでなく、鼻の内部が部分的に詰まる事による空気圧の差や、炎症で晴れた患部によって周りの神経が圧迫される事によっても頭痛が起きてしまうのです。
酸素不足
鼻の粘膜が腫れる事により、呼吸がしづらくなりますと、体に取り込む酸素の量が低下します。
酸欠は頭が重くぼーっとするだけでなく、頭痛の原因にもなります。
首や肩のコリ
頻繁にくしゃみをしたり鼻をかんだりする事で、首や肩の筋肉がこり、頭痛を引き起こしてしまいます。
自律神経の乱れ
アレルギーは、自律神経に制御されている免疫機能が働く事により起こります。
自律神経が乱れ、アレルギー反応が出ると、頭痛を併発する事があります。
また、花粉症による様々な不快症状のストレスが、頭痛として現れる事があります。
症状が出る前からできる対策方法
花粉症が出る前から、頭痛も起きるものとして対策を取って起きませんか?
あらかじめ、対策をしておく事で、頭痛を防いだり、緩和する事ができます。
酸素缶を用意する
花粉症時期に起きる酸素不足に備えるため、酸素缶を準備しておきましょう。
酸欠による頭痛の緩和に効果的です。
ストレス耐性・免疫力を上げる
花粉症の不快な症状に対するストレスも、また頭痛の大きな原因の一つです。
生活リズムを整え、睡眠をしっかり取るようにしましょう。
もちろん、自律神経を整えることも重要で、ぬるめのお風呂にゆっくりとつかって、就寝前はリラックスを心がけ、大音量での音楽鑑賞、TV、スマホ、タブレット、パソコンの使用は控えましょう。
近年、就寝前のスマホ操作が安眠の妨げになっている事が分かっています。
ストレッチやマッサージで自律神経を整える事も重要で、乳酸菌が花粉症の緩和に効果的と言うのも実証されており、整腸剤を飲む事で花粉症が軽くなった人もいます。
ビタミンA、鉄分、タンパク質を取る事で、弱った粘膜を修復する事もできます。
どうしても消極的なやり方になってしまいますが、花粉症対策は沢山あるので、ぜひやれるものから試して見てください。
花粉による肌荒れ対策も忘れずに
頭痛や倦怠感がする程花粉症のひどい方は、おそらく花粉時期に肌が痒くてしょうがないと言う症状が出る時もありますがこれは、肌のバリアー機能が低下している証拠です。
肌が痒くて仕方ないのは、季節的に肌が乾燥しやすいのはもちろん、花粉により肌がアレルギー症状を起こしていたり、肌についた花粉が刺激になってる可能性もあります。
また、鼻を頻繁にかむ。目を頻繁にこする。花粉を落とそうと普段よりも念入りに洗顔をしてしまう…。上げればきりがないほど、花粉時期と言うのは肌に対してダメージが多々あります。
花粉は肌の表面にある、目に見えないレベルの凸凹に付着してトラブルを引き起こします。
女性はファンデーション、特にパウダータイプををつけると、この肌の表面の凸凹が平面になるので、花粉のバリアーとしての効果が期待できます。
もちろん、こってりとした質感のメイク用品は今だけ使用禁止です。
まとめ
花粉症による頭痛対策をまとめると、このようになります。
- 花粉症による頭痛は、鼻水、鼻の炎症、酸素不足、自律神経の乱れ等々、沢山ある。
- 緩和させるには、生活のリズムを整え、リラックスする事が肝心。
- 肌も花粉症の被害を受けている。洗顔は優しくする。
いかがだったでしょか?
スギ花粉症の場合だと、5月の連休明けまで花粉シーズンです。
この期間、着る服は制限されてしまいますし、オシャレをする事も制限されてしまいます。
1番温かい服装をするのに最適な時期にできないのは非常に残念ですが、少しでもよくなるように頑張りましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。