松の内が明ける1月7日は、七草粥を食べるのが日本の風習です。
正月料理で疲れた胃を休めるために七草粥を食べるようになった。と言うのは私が昔聞いた七草粥の由来です。
でも実は違っていたようで、今調べてみたら、雪の間から出て来る若葉を摘んだ日本の風習と、中国の無病息災を祈って食べられたお粥の文化が融合した結果なんだそうです。
昔はどうしていたのかは知りませんが、今は七草の時期となるとスーパーでは七草粥のセットが販売しています。
そこで、七草粥に初めて挑戦する方にもオススメなレシピを基本から応用まで5つご紹介します。
この記事の目次
七草粥基本のレシピ
まずはじめにご紹介するのは、シンプルな七草粥の基本のレシピです。
材料
- 米 1合
- 水 1リットル
- 七草セット 一つ
- 塩 適量
作り方
- お米を研いで、水と共に鍋に入れ、1時間水を吸わせておく。
- 鍋に1のお米と水を入れ、強火にかける。
- 沸騰をしたら弱火にし、すずな(カブ)とすずしろ(大根)を食べ易い大きさに切り、2の鍋に入れる。
- 米粒が表面に見えて来るまで弱火で煮込む。(大体40分位)
- お粥を煮こんでいる間に、すずとすずしろ以外の七草を軽く塩ゆでにし、水洗いして水気を切ったら食べ易い大きさに切る。
- お粥が炊けたら、塩ゆでにした七草を入れ、軽く混ぜたら出来上がり。
炊飯器で中華風七草粥レシピ
私も毎年、七草粥に挑戦していますが、以前までは正直ただのお粥。というのが本音でした。
なので、私が一番お勧めするのは、コチラの中華風にした七草粥です。
もし今まで食べた事がないのであれば、是非スタンダードな七草粥に挑戦してみて下さい。
材料
- 米 1号
- 七草セット 1パック
- トリコマ肉 50g〜
- 鶏がらスープの粉 大さじ1
- 塩 少々
作り方
- 七草は、根菜類を切ってからレンジで1分加熱する。
- 葉は、40秒程度加熱し水煮取り、水気を切り、細かく切っておく。
- 米を研ぎ、お釜に入れて、目盛まで水を入れる。
- トリコマ肉、鶏がらスープの粉を加えてお粥キーを押して、お粥を炊く。
- 炊きあがったら、1の下ごしらえをした七草を加え、少し蒸らして軽く混ぜたら完成。
餅入り七草粥レシピ
3つ目のレシピは、お正月必ずどのご家庭にもあるお餅を使った七草粥です。
材料
- 七草セット 2〜3人前
- 餅 中位のを1個
- ご飯 半合
- 水 400cc
- 塩 適量
作り方
- すずしろ(大根)とすずな(カブ)は2mm位に切る。
- 鍋に湯を沸かし、多めの塩を加え沸騰させる。
- 刻んだすずしろ、すずなと残りの七草を加え、2分程度茹で、冷水にさらす。葉物七草は別に取っておく。
- 餅を食べy易い大きさに切り分けておく。
- 水400ccにご飯を加え、すずしろ、すずな、お餅を加えて中火で煮込む。
- お餅がトロトロになったら、味見をして塩で整える。
- 残りの七草を刻み、6に加えたら完成。
土鍋で七草粥レシピ
4つ目は、土鍋を使って見た目も楽しめる七草粥です。
材料
- 米 1合
- 水 1リットル
- 塩 小さじ1
- 七草 適量
作り方
- 土鍋に洗い米に水と塩を加え、1時間程度米に水を吸わせる。
- 七草を洗い、沸騰したお湯に塩少々を加え、さっと湯通しをする。
- 冷水で冷やし、水気を切って細かく刻んでおく。
- 強めの中火で沸騰させる。
- グツグツしてきたら、しゃもじで鍋につかないように混ぜ、弱火で12分炊く。少し土鍋の蓋をずらすのがポイント。
- 細かく切った七草を加え、蓋をして5分蒸らしたら完成。
圧力鍋で作る、サムゲタン風七草粥レシピ
最後にご紹介するのは、少し刺激が欲しい方向けの七草粥です。
材料
- 米 半合
- 鶏手羽元か鶏手羽先 4本
- 七草 お好み
- 生姜 1かけ
- にんにく 1かけ
- 水 500cc
- 塩 小さじ半分
作り方
- 生姜をすり下ろし、にんにくは包丁でつぶす。
- 手羽元は骨に沿って切れ目を入れる。
- 七草は刻んでおく。
- 圧力鍋に洗った米と下ごしらえをした生姜、ニンニク、手羽元を入れ、高圧で8分加熱をする。
- 時間になったら火を止めて、圧力が下がったら蓋を開ける。
- 手羽元の骨を取り除き、刻んだ七草を入れ、3分ほど加熱をする。
- 塩を加え味を整えたら出来上がり。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お粥は元々簡単でシンプルなのですが、簡単でシンプルだからこそ、良い素材を使って、丁寧に作ってみたいものです。
あるいは、簡単でシンプルだからこそ、素材の持ち味を楽しむ事が出来ます。
お正月料理もそうですが、普段から濃い味付けの食事を好む方は、七草粥は物足りない。と感じるかもしれません。
でもせっかくですから、これを機会に薄い味付けでも美味しい。ということを実感していただければかと思います。