ハロウィンと言うと、「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!」と言ってお菓子をもらいに来る子供達ですが、なぜ子供達はお菓子をもらいに家々を回るのでしょうか?
実はこれ、調べてみた所本当にシャレにならない、現実的な問題としてきちんとした理由が有りました。
今回は、由来等も踏まえつつ、ハロウィンでお菓子を配る本当の理由と、お菓子をあげないとどうなるのか?を紹介したいと思います。
なぜハロウィンにお菓子を配るの?
そもそものハロウィンにお菓子を配る理由ですが、本当の本当にリアルな所を話すと「家にいたずらをされたくないから」です。
ハロウィンと言うのは元々日本で言うお盆に相当する。と言うのはあまりにも有名な話ですが、実はハロウィンの場合、あの世から先祖霊だけでなく、先祖霊に紛れて悪霊や化け物が出て来て、人間に悪さをする。と言われているのです。
そこで、厄除けとして悪霊や化け物より怖い仮装をして驚かしたり、仲間のふりをすると言う行事なのですが、このハロウィンの時に出て来る悪霊や化け物には、お菓子を賄賂に渡すとその家に悪さをしなくなる。と言う特徴が有るため、家に来てもお菓子の賄賂を渡して帰ってもらうようにしているのです。
まあ、海外の童話に良く有る「人間が悪霊やお化けをばかす話」に近いごっこ遊びを子供達はしている。と言う事になるのですが、これ、決してごっこ遊びでは終わっていないのが海外の凄い所なのです。
リアルにお菓子を渡さないと、「お菓子をくれなきゃイタズラするって宣言したやんけー!」とばかりに、報復作戦を展開され、玄関先に生卵を投げつけられたり、パーティースプレーと言うおもちゃでハロウィン飾りをダメにされたりと、本当に言い方は悪いですが、手のつけられない悪戯好きの子供達が普段から「ダメ!」と言われているような事を心置きなく爆発させる事が出来るのです。
ちなみに、生卵とパーティースプレー以外にも、こんな報復を受けるそうなので、報復を受けた結果と共に一覧にして紹介します。
- 玄関先がホイップクリームまみれになる → 乾いた後ベタベタする上に落とすのが大変。
- 玄関先のハロウィン飾りがトイレットペーパーです巻きにされる → 雨に濡れて乾くとハロウィン飾りに張り付いて掃除が大変。
- 玄関先に出た人が水鉄砲で総攻撃 → 海外では玄関先に靴拭き用カーペットが常備されているため、それまで洗わないとならなくなる。
ハロウィン飾りまで水鉄砲で襲撃されたりするので、ハロウィンの子供達に対してお菓子を渡す理由は、本当に「家にいたずらをされたくないから」になるのです。
お菓子をもらう側のルールとは?
ここまでの紹介を読んだ人は、「ハロウィン恐ろしい! !」となっているかもしれませんが、安心して下さい。
実は、現実問題としてハロウィンの時子供達にお菓子を配るか配らないか?と言うのは選択する事が出来まして、「子供達はお菓子を配る意思のない家にお菓子をもらいに行ってはいけない」と言うルールになっているのです。
この意思表示の方法というのは、ハロウィンの当日玄関の明かりをつけるかつけないか?でして、ハロウィンの当日、玄関先の電気をつけていたら「お菓子を配る意思有り」玄関先の明かりを消していたら「お菓子を配る意思無し」と言う事になり、お菓子を配る意思の無い家はお菓子を配らなくてもいたずらはされないのです。
じゃあ、なぜいたずらをされる家が出て来るのか?と言いますと、実は玄関先の明かりをつけて「お菓子を配る意思が有る」と言うサインを出していたのに、行ったらお菓子をくれなかったからなんです。
そう、はっきり言ってしまいうと子供達をだました報復としていたずらをされているので、もう泣けるくらい派手ないたずらをされても文句が言えないのです。
しかし、大人も負けてはいない訳で、いたずら少年の心を持ったままの大人は子供達を驚かす仕掛けを用意し、玄関先の電気をつけて子供達をおびき寄せ、いたずらをして驚かせる。と言ういたずらをしてくるので、本場では大人と子供の攻防戦が繰り広げられている事も有るそうです。
まとめ
ハロウィンで子供達にお菓子を配る理由についてまとめるとこのようになります。
- ハロウィンでお菓子をもらいに来た子供達にお菓子を渡す理由は、リアルに「家にいたずらをされたくないから」
- お菓子を渡すか渡さないかは玄関先の電気で意思表示出来る。
- お菓子をくれると意思表示したのにお菓子を渡さないと、泣けるレベルで報復をされる。