事前に依頼しておけばこう言うことも少なくて済むのですが、うっかり取り付け工事を引越し業者に依頼していなかったり、友達に助けてもらって引越しをした結果、設置できる前提で処理されてしまった場合は、洗濯機の設置を自力でしなければならない事に後々で気がつき、青ざめる時も有ります。
店頭で洗濯機を購入した時は、配達したスタッフが必ず取り外し設置作業を行なっていくので有り得ないのですが、通販で購入した洗濯機と言う場合も、設置はしてもらえず青ざめる事が有るようです。
そこで、今回は超初心者の方に向け、洗濯機の設置に特化した手順をご紹介します。
この記事の目次
洗濯機の設置方法
まずはアース線を取り付けよう。
洗濯機の裏側を見ると、色の付いたゴムで巻かれた配線がついています。
小学生の時に理科の実験で使用した銅線そっくりなので、懐かしさを覚える人もいるでしょうが、これはもし漏電をした時に備え、洗濯機に必ずついているアース線です。
このアース線を設置していなくても、洗濯機は使用出来ますが、これをつけていないと感電する可能性が高まるので、もし万が一の時に備え、取り付けるようにしましょう。
まず、ご自身の家の水回りに設置されているコンセントが、アース線を取り付けられるコンセントか確認をします。
洗濯機を置く場所には大体このコンセントが取り付けられていますが、アース線の取り付けができるコンセントと言うのは、2口コンセントの下に小さい蓋のようなものがある、特徴的なコンセントです。
まずは、このアース線を取り付けるところから始めます。
用意するもの
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
アース線設置手順
- まず、アース線の先端をむき出しにします。内部の動線を切らないように注意しながら、導線を包んでいるゴムを少し剥がします。
- 次に、アース接続部分の蓋をマイナスドライバーで開けます。隙間に差し込んで、持ち上げればok
- この蓋の中に有るプラスドライバーネジを緩め、アース線を入れる。
- アース線を差し込んだら、プラスドライバーでネジを止まるまで締めます。
- ネジが止まったら、蓋をして完成。
このアース線の取り付け方法は、最も一般的なアース線の取り付け方法ですが、最近では、ドライバーを使用せず、蓋を上げ下げするだけでアース線を取り付けられるタイプが有りますので、そちらもご紹介します。
ドライバーいらずのアース線設置手順
- 先程と同様の手順で、アース線の先から導線を露出させ、細く丸める。
- アースの接続部分の蓋を開け、1のアース線を穴に差し込む。
- 蓋をして完成。
排水ホースの設置
アース線を取り付け終わったら、次は排水ホースの設置です。
ここをいい加減にすると、後々で床に排水が放出され、洗剤でヌトヌトになった汚水と戦う事になるので、しっかりやりましょう(経験済み)
まずは、賃貸に引っ越してきた方限定なのですが、排水口にLの字型をしたパイプで有る、排水エルボと言う器具がついているかを確認してください。
この排水エルボは洗濯機の排水ホースと排水口を繋ぐための器具で、賃貸の場合は部屋において置かないとならないのですが、たまに排水ホースの一部と勘違いをして退去の際に持って行ってしまう人がいるのです。
そのため、もしこの排水エルボがなかったら、大家さんか管理会社に問い合わせをして、用意してもらいましょう。
ここでは、一番普及率の高い、差し込むタイプの排水エルボを前提に手順を説明します。
排水ホースの設置方法
- 排水ホースをエルボのメス部分にしっかりと差し込む。
- 付属の結束バンドでしっかりと固定。
- 排水口にエルボのオス部分をしっかり差し込む。
もし、付属の結束バンドでもゆるい場合は、ホームセンターで売っているビニールテープをぐるぐる巻きにするといいです。
洗濯機のホースは、大体左右のいずれから出るようになっています。
多くの機種で、左右入れ替える事が出来るようになっていますが、ここで気をつけなければならないのが、自力でやろうとした結果、内部のモーターに排水ホースが絡み、穴が開いて水漏れしたと言うケースが多々有る事です。
排水ホースの設置は本当に重要なので、もし自信がない時は迷わず業者に依頼をしましょう。
給水設備の設置
そして、排水エルボの設置が終わったら、次は給水設備の設置です。
今では、大体の住宅の洗濯機置き場の給水用蛇口は、予め洗濯機の給水ホースをくっつければ良いだけになっています。
なので、給水に関しては、カチッと音がするまで洗濯機の給水ホースを蛇口にはめれば良いだけなのですが、築年数の高い賃貸だと、この給水ホースをくっつければ良いだけ。と言う状態にはなっていない時もあるので、その時はニップルと呼ばれている専用の装置をホームセンターで用意して取り付けます。
そして、給水設備も完了したら、洗濯機のコンセントを入れ、洗濯機の設置が完了になります。
まとめ
洗濯機の設置方法に特化してご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
排水設備の接続さえきちんとすれば、洗濯機は誰でも設置出来るので安心して、一つ一つ丁寧にやってみてください。
ご健闘をお祈りしております。