もう少しでお正月ですが、皆様、おせちはすっかり店で買うものとなってしまったような気がしませんか?
念のために調べたら、おせちを店で買うようになったきっかけは、戦後にデパートで当時家庭で作られていたお正月料理のお重をおせち料理と言う名称で売り出したのがきっかけなんだそうです。
私は昭和の末期生まれなので、当時からすでにデパートで購入されていたおせち料理が有った。と言う事になりますが、当時はすごく高級品なような気がしていました。
平成に突入した今となっては、バリエーションも増えに増え、もう和食なんだか?洋食なんだか?中華料理なんだか?と言う勢い。
既に、おせち料理と書く多国籍料理と化しているような感が有ります。
ここで一つ、基本に立ち返るべく、伝統的なおせち料理を体験してみませんか?
そう言う訳で、清く正しい基本のおせちを楽しむべく、クックパッド掲載レシピの中から、現在人気の伝統的なおせち料理のレシピを集めてみました。
さあ!一の重編行ってみよー!
この記事の目次
昆布巻き
材料
- 昆布 30g
- かんぴょう 15g
- 水 600g
- 砂糖 50g
- しょう油 大さじ3
- 酢 大さじ1
- みりん 大さじ1
作り方
- 昆布はさっと洗い、柔らかくなるまで水に浸しておく。
- かんぴょうはさっと洗い、塩もみをして洗い流す。
- 2のかんぴょうを、巻き易い長さに切る。
- 昆布を切り、一口大になるようにくるくる巻いて、かんぴょうでこま結びに留める。
- 鍋に砂糖、しょう油、酢、みりん、水を加え、煮汁が少なくなるまで弱火で煮る。
たたきごぼう
材料
- ごぼう 1本半
- すりごま 大さじ2
◎酢 大さじ3
◎みりん 大さじ2
◎砂糖 大さじ1
◎薄口しょう油 小さじ1
◎だしの素 小さじ3分の1
◎塩 少々
△水 1l
△酢 大さじ2
☆水 600cc
☆酢 大さじ3
作り方
- ボールに☆を入れ、酢水を作っておく。
- 包丁乗せでごぼうの皮をそぎ落とし、そぎ落とした所から順番にボールに入る位の長さに切り、酢水に入れる。
- ごぼうを5cm位の長さに切り、さらに立て4等分に切る。
- 鍋に△を入れ、蓋をして火にかける。
- 4が沸騰したら、ごぼうを入れ、また蓋をして強火にかけ、再沸騰してから3分経過したら火からおろし、ざるに上げる。
- フライパンに◎を入れ、強火にかける
- 煮立ってきたらごぼうを入れ、手早くタレをごぼうに絡める。
- 汁気が無くなる手前で火を止め、すりごまを入れて、軽く混ぜたら出来上がり。
味付け数の子
材料
- 塩数の子 200g
- だし汁 300cc
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 薄口しょうゆ 大さじ2
- かつお節 1,5g
作り方
- ボールに、水1lと塩小さじ3分の2を入れ、薄い塩水を作る。
- 数の子を1の塩水に入れて浸し、2時間置きに2〜3回1の割合で作った塩水を取り換える。(6〜8時間この作業を繰り返す)
- 鍋にだし汁、みりん、酒、薄口しょうゆ、を入れ、沸騰させる。
- 3にかつお節を入れ、火を止め、冷ます。
- 4が冷めたら、こしてから数の子が入る大きさのタッパーに入れておく。
- 2で塩抜きをした数の子についている薄い白い膜を取る。
- 膜を取った数の子の水気をふき取り、5のタッパーに入れて冷蔵庫で漬け込む。
- 冷蔵庫で一日以上漬け込み、数の子に味が染みていたら完成。
田作り
材料
- ごまめ 50g
- 炒りごま 適量
- 砂糖 大さじ2
- みりん 大さじ2
- しょう油 大さじ1と半分
作り方
- サクサクした食感にするため、ごまめを弱火で10分位煎る。
- ざるに上げて細かいかけらをふるい落とす。
- 砂糖、みりん、しょう油を鍋に入れ、大きい泡が立つまで煮詰める。
- 3が煮詰まったら火を止め、ごまめを加えて混ぜ合わせる。
- オーブンシートを敷いたバットの上に広げ、炒りごまを散らしたら完成。
ふっくら黒豆
材料
- 黒豆 300g
◎水 1200cc
◎砂糖 200g
◎濃い口しょうゆ 大さじ2
◎塩 小さじ1
作り方
- 鍋に◎を入れて煮立てる。煮立てている間に、黒豆を水洗いする。
- 沸騰したら、洗った黒豆を入れ、すぐに火を止め、蓋をして大体8〜10時間置く。
- 火をつけ、強火で沸騰させる。すぐ吹きこぼれるので、しっかり見張っている。
- 沸騰をしたら超弱火にして、蓋をしたまま煮る。煮汁から豆が出そうになっていたら、水を入れる。
- つまんでみて、好みの柔らかさになっていたら火を止める。
- 蓋をしたまま、静かに常温で冷ましたら完成。
※補足ポイント!
煮る時間は3〜4時間がお薦め。煮ている間は、煮汁から豆が出ないようにする。
多分、世界で一番簡単な伊達巻
材料
- 玉子 4個
- 食パン 1枚
- 牛乳 120cc
- 砂糖 大さじ4
- 塩 ひとつまみ
作り方
- オーブンの天板が22〜23cm四方だったら、その天板を型代わりにするので、そのままオーブンシートを敷く。
- 天板が22〜23cm四方でなかったら、オーブンシートをその形に切り、型を作る。
- 乳液を流し込むので、四方の角はしっかりと止める。
- オーブンを180度に予熱。その間に食パンを千切り、牛乳に浸しておく。
- 玉子、4の食パン、牛乳、砂糖、塩を全てミキサーに入れ、しっかりと混ぜる。
- オーブンシートの型に5を流し入れる。
- オーブン180度で20〜25分加熱をする。表面の色がしっかりとしたきつね色になったら取り出す。
- 表面にオーブンシートをかぶせて裏返し、型のシートをゆっくりとはがす。
- シートをはがした面をまきすの上に乗せ、焼き色が付いた面が内側になるように、しっかりと巻く。
- しっかりと巻いたら輪ゴム等で止め、冷蔵庫で2時間〜半日休ませる。
- 輪切りにカットしたら出来上がり。
フードプロフェッサーで栗きんとん
材料
- さつまいも 中1本
- 栗甘露煮 200g
- 水あめ 150g
- 水 大さじ5
- 栗甘露煮のシロップ 200g
作り方
- さつまいもを500円玉位に切り、水にさらして灰汁抜きをする。
- ビニール袋に水を少し入れ、レンジで10分程加熱する。
- 温めたさつまいもをフードプロフェッサーに入れ、なめらかになるまで混ぜる。
- さつまいもがなめらかになったら、水あめと甘露煮のシロップを入れてさらに混ぜる。
- 4がよく混ざったら、栗甘露煮と混ぜて出来上がり。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私もおせち料理を作るのを体験した事が有るのですが、実は意外と簡単なんです。
ポイントは、保存のきく物から始めて、何日か日数をかけてやる事。
そして、可能な限り便利な調理器具を使う事。
今回はフードプロセッサーを使用するレシピを出しましたが、圧力鍋を使うレシピも有るので、興味のある人は調べてみて下さい。
大体一週間位かければ絶対三段の重が出来るので、難しそう!と思わずやってみて下さい。