年末に食べている年越しそばですが、
一体いつから、なぜ食べられるようになったのかご存知ですか?
また、年越しそばをいつ食べるのが正解なのか知っていますか?
曖昧になりがちな日本の伝統行事も、きちんとその意味を知ってから行うのが望ましいですよね。
年越しそばを食べるようになったと言われる説は、諸説ありますが、同じ麺類のうどんや、そうめんではなく「そば」である理由があるはずです。
気になる年越しそばの由来をまとめてみましたので、参考にしてみて下さいね。
この記事の目次
年越しそばはいつ頃から食べるようになったの?由来まとめ
年越しそばが食べられるようになった由来は大きく4つの説があります。
- 鎌倉時代に、九州の博多にある承天寺というお寺で、年末に民衆にそば餅を振舞ったことで、民衆が新年から運気が上昇ことから、年末にそばを食べるという風習が根付いたという説
- 金細工の後に出る、金の細かい破片を大晦日の大掃除の時に練ったそば粉を使って回収したことから、大晦日のそばが縁起物とされ、年末に食べられるようになったという説
- そばが、細く切れやすいことから、「年切りそば」とも言われ、1年の不運を断ち切り幸運な新年を迎えるためにそばを食べるという説
- そして、細く長い食べ物であるそばを食べ、寿命を長くするという身体健康を願って食べられたとされる説
説はいろいろありますが、すべて江戸時代からの言い伝えで、その頃から食べられるようになったことがわかります。
麺類なら何でもいいと考える人もいるようですが、諸説から、そばの縁起の良さがあるからこそ、年越しにはそばを食べる風習になっているのです。
年越しそばいつ食べる?年を越す前?それとも越してから?
年越しそばは新年の開運や長寿を願った風習で、年を超える前、すなわち大晦日に食べるという行事です。
そのため、食べる時間は決まっておらず、大晦日の間に食べるものというのが正しくなります。
縁担ぎのようなものですから、大晦日に食べなかったり、年を越してから食べたりしたからと言って、悪いことが起こるというわけではありません。
晩御飯を食べた後、年を越す瞬間に食べていないといけないと勘違いしている人もいるようですが、夜食になってしまうのでお腹いっぱいで食べられませんよね。
近年では、家族で年越しの時間を過ごす時、晩御飯のメニューにすき焼、焼き肉、しゃぶしゃぶなどを食べる家庭も多くなってきました。
1年の終わりに、おいしいものを家族で食べ、1年の締めくくりに家族団らんの時間を楽しむように変わってきているようです。
年越しそばは、12月31日であれば、何時に食べてもいいということになるので、昼食としてでも調度いいですね。
年越しそば【超簡単】つゆレシピ (3〜4人分)
年越しそばの由来や食べ方がわかったところで、簡単つゆレシピをご紹介します。
とても簡単な基本のつゆレシピなので、ぜひ毎年作ってみたくださいね。
材料
- しょうゆ 50ml
- みりん 50ml
- だし汁 700ml
1:1:14の割合でご準備ください。
作り方
- みりんを鍋で沸騰させます。
- 1にしょうゆとだし汁を入れ、再び沸騰させます。
これで年越しそばのつゆの出来上がりです。山芋や山菜、天ぷらなどお好きな具材を添えておいしくいただきましょう!
まとめ
年越しそばを食べる意味と食べるタイミングはきちんと分かりましたか?
1年の締めくくり方や、お正月の伝統はいつまでも上手に受け継いでいきたいものです。
年越しそばも、日本ならではの風習ですね。年越しそばを食べる理由は、諸説ありましたが、どれも縁起が良く、毎年あやかりたいと思わせるものばかりです。
あまり食べたことの無かった方も、きちんと意味を理解できたという方も、これからはぜひ毎年の行事として取り入れてみてください。