夏になるとサングラスの出番になりますが、「偏光レンズ」というサングラス用のレンズをご存知でしょうか?
ただ何となく、ファッション程度にサングラスを使っているだけならデザインや値段を優先してサングラスを選んでもいいんですが、車の運転を筆頭に、何かしらの実用的な目的でサングラスを使用している人にとっては、レンズの質というのはとても重要で、「偏光レンズ」はそんな実用的なサングラスの使い方をしている人にこそ使って欲しいサングラスになります。
今回は、実用的な理由からサングラスを使っている人にこそ、サングラスを買い直す機会があったらぜひ検討をして欲しい偏光レンズに関して紹介したいと思います。
偏光レンズって何?
私自身車の運転の時にサングラスを使用しているのでよく分かるのですが、一番最初に購入したサングラスと言うのは、大体さほど値段の高くないサングラスになります。
しかし、このサングラスを使用していて、正直照り返しが全然カバー出来ていないとか、サングラスをかけると暗くなり過ぎて距離感がうまく掴めなくなる。と言う事は有りませんか?
この照り返しなど見え方に関する視界の問題を解決するのが、偏光レンズになります。
偏光レンズと言うのはレンズの中に「偏光膜」と言う分子が横一列に並んだ状態で入っている、特殊なフィルムが入っているレンズになり、この分子がブラインドカーテンのように縦横斜めの照り返しをカットする事で、照り返しの少ない良好な視界が得られるのです。
と、言っても何が何だか素人にはさっぱり分からないのが本音なので、比較した画像を見て、実際にどのように見えるレンズなのか?と言う事を説明させていただきます。
偏光レンズの見え方
このように、照り返しをほぼ気にならないレベルまでカットするレンズなので、釣りをする人とスポーツをする人を中心に幅広い層が使用されているレンズになります。
偏光レンズのメリット
偏光レンズの最大のメリットは「照り返しが少なくなる」と言う事になりますが、これ以外にもメリットはたくさんあります。
- 濡れた道路で白線がよく見えるようになる。
- ダッシュボードに置いた物がフロントに映り込んで見えづらいのを予防する。
偏光レンズのデメリット
偏光レンズは照り返しを気にならないレベルまでカットするレンズになりますが、車の運転には少々向かない傾向のあるレンズになります。
偏光レンズが車の運転に少々向かない理由の筆頭に上がるのは、装着したままだと液晶画面を見た時に不具合が起きる事になります。
角度にもよりますが、偏光レンズのサングラスをつけたまま液晶画面を見ると、画面が暗くなったり、突然虹色になったりする事が起きる事で、スマホやカーナビの画面をこの偏光レンズを付けたまま見るのは向きません。
後、車の後方にあるリアガラスには雪を溶かす時に使用するため熱源が入っていますが、この熱源に白いポツポツした玉のようなものが見える時も有るので、偏光レンズを付けて車を運転する時は、リアガラスに白い玉のようなものが出ても驚かないようにする心構えが必要になります。
メガネかけてても偏光レンズは使えるの?
メガネをかけている人の場合だと、オーバーグラスと呼ばれているメガネの上からかけるタイプのサングラスが必要になりますが、偏光レンズにはこれに対応した商品も有ります。
ちなみに、私自身車用のサングラスはオーバーグラスなのですが、メガネを完全に覆うタイプになっているので、メガネをしていると言う事は全く分かりません。
むしろ、車の運転という前提に立って偏光レンズのデメリットの事を考えると、オーバーグラスにした方が安全では?と言う気がしています。
まとめ
偏光レンズの事についてまとめると、このようになります。
- 偏光レンズは照り返しによる見えづらさを予防するサングラス用のレンズ。
- デメリットは、液晶画面が見えづらくなる事と、リアガラスに白い玉が見えるようになる事。
- メガネの上から装着する事が出来るオーバーグラスタイプも有る。
偏光レンズの事について紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、偏光レンズは普通タイプなら各種眼鏡屋さん、オーバーグラスならネットで取り扱いをしていますので、興味のある方は是非見てみてください。