初詣での参拝の仕方ってどうやればいいの?と思う方も多いかと思われます。
礼の仕方から始まり、神社やお寺でも参拝の方法が違います。お賽銭の金額によっても意味があります。
主に語呂合わせから来るものなのですが、縁起の良いお賽銭のパターンや避けたいお賽銭のパターンもあります。
そんな予備知識も紹介していきますので、初詣の際の参考にしてみてください。
お寺と神社に初詣に行くのにはどんな違いがあるの?
そもそもお寺と神社の違いって何だろう?と考えると、お寺にはお墓があり、神社には鳥居がある。
仏尊像が安置してあるのがお寺で神様が祀ってある所が神社といった感じになります。
初詣はどちらがいいのかといえば、特に違いはありません。初詣には、感謝御礼をして新年の祈願を行うといった意味あいがあるので、神社でもお寺でも変わりはありません。
大きな違いと言えば参拝の作法の違いです。お寺と神社の参拝の作法について紹介します。
基本神社での参拝方法は二礼二拍手一礼を行いますが、お寺では行いません。手をたたくといったこともありません。
お寺の参拝の作法は?
山門を通る前に浅くお辞儀をします。次に、手水舎で身を清めてから、お線香がある場合はお線香をあげます。
参拝の手順は次の通りです。
- 軽く頭を下げてから鐘を付き、お賽銭を入れます。
- 合掌をして、祈願をします。
- 軽く頭を下げる
神社の参拝の作法は?
鳥居を通る所から参拝が始まります。まずは衣服の乱れを整えて、それからとりいをくぐりましょう。鳥居をくぐったら、手水舎で身を清めます。
参拝の手順は次の通りです。
- 軽く頭を下げてから2度ほど鈴を鳴らし、お賽銭を入れます。
- 深くお辞儀を2回します。
- 2度手をたたきます。
- 合掌をして祈願を行います。
- 最後に深くお辞儀をします。
お賽銭はどうすればいいの?
お賽銭と言っても金額によって意味合いがあります。そんなお賽銭の金額について紹介します。
神社でのお賽銭には、神様に感謝の気持ちを伝えるといった意味があります。また、お寺でのお賽銭には、自我の欲を捨てるといった意味があります。
「5円」
文字通りご縁がありますようにといった願いがこもっています。
「10円」
5円を2枚重ねることで、重ね重ねご縁がありますようにといった意味になります。
「15円」
充分ご縁がありますようにといった意味になります。
「45円」
4と5を重ねることによって、終始ご縁がありますようにといった意味になります。
「50円」
五重の円がありますようにといった意味があります。
「415円」
良いご縁がありますようにといった意味になります。
「485円」
四方八方からご縁がありますようにといった意味合いがあります。
まさに、語呂合わせといった感じです。
以上が縁起の良いお賽銭となり、逆に避けたほうが良いお賽銭のパターンもあります。
10円玉は遠縁といった意味があり、円が遠ざかると言われています。
また、500円玉は、硬貨の中で一番上になるのでこれ以上は見込めないといったことから避けたほうが良いとされています。
せっかく初詣に行っても逆効果では意味がないですからね。以上、お賽銭の場合には気を付けましょう。
まとめ
一般的には関東ではお寺の参拝が、関西では神社が主流と言われていますが、人によっては両方行くという人もいます。
お寺と神社では参拝の作法は違いますが、初詣といった意味では違い大きな違いはありません。
初詣で行う、お賽銭にも意味があり、それにちなんだ金額を入れる方もたくさんいます。
縁起が良くないとされるお賽銭パターンもあるので、気を付けましょう。せっかく初詣に行って、お賽銭をしても心地よい気がしませんからね。