おみくじの順番って、神社ごとに違うのでしょうか。
そんな疑問を解決するのに、有名神社のおみくじの順番についてまとめてみました。
熱田神社には凶や大凶がなかったり、川崎大師のように昔ながらのおみくじにこだわり凶の種類が多い場所もあります。
おみくじの公式的な順番についても紹介していますので、ぜひ確認してみてくださいね。
この記事の目次
おみくじの公式的な順番とは?
伊勢神宮を本宗とした日本各地の神社を包括する宗教法人の「神社本庁」によると、
- 大吉
- 吉
- 中吉
- 小吉
- 末吉
- 凶
こちらがおみくじの公式的な順番となります。
順番がないおみくじもある?
場所によっては、この大吉や凶といった内容が記載されていないおみくじもあります。明治神宮が代表的です。
明治神宮では「大御心(おおみごころ)」という独自のおみくじを採用しているので、吉や凶といった概念がありません。
明治天皇や昭憲皇太后が詠んだ和歌の中から厳選した30首に解説文を付いており、「大御心」と題して渡しています。
熱田神宮のおみくじの順番は?凶がない?
熱田神宮では、熱田神宮本宮の脇にある授与所と、熱田神宮・摂社上知我麻神社の授与所の2ヵ所でおみくじを引くことができます。
熱田神宮のおみくじの順番は
- 大吉
- 吉
- 中吉
- 小吉
- 半吉
- 末吉
となっています。凶や大凶は存在しないと言われています。
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1
アクセス:神宮前駅より徒歩4分
川崎大師のおみくじの順番は?凶が多い?
多くの初詣客が訪れる関東でも人気の神社の一つです。川崎大師のおみくじは1回100円になっています。
川崎大師のおみくじの順番を良い順に並べると、このように12個もあります。
- 大吉
- 中吉
- 小吉
- 吉
- 半吉
- 末吉
- 末小吉
- 凶
- 小凶
- 半凶
- 末凶
- 大凶
凶の種類が多いのが特徴です。
川崎大師で凶が多い理由は、江戸時代に作られた三大師御籤帳(がんさんだしおみくじちょう)という原本に従って、昔ながらの内訳を使っているからとのことです。
凶は喜ばれないので減らしている場所が多いのに対して、川崎大師は昔ながらの方法を採用しています。
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
アクセス:川崎大師駅下車にて徒歩8分
その他、凶が多い神社
凶が多いといったところでは浅草寺も挙げられます。
浅草寺の場合は、厳密に比率が決まっています。
浅草寺のおみくじの比率は、100本中、大吉が17本、吉が35本、半吉が5本、小吉が4本、末小吉が3本、末吉が6本、凶がなんと30本となっています。
凶のおみくじが出てしまったらどうすればいいの?
「大吉は持ち帰る」「凶おみくじだったら木に結び付ける」という方が多いかと思います。
実際決まりはなく、どんな結果であってもお財布に入れたり家に持ち帰ったり自由にして構いません。
今年、おみくじを引いたら凶が出てしまったと気落ちしている人も多いはず。
そんな方はどうすればよいのでしょうか。おすすめの方法を紹介します。
- 「木に結ぶ」
「神様と縁を結ぶ」という意味で木に結ぶ方が多いです。利き手ではない片手でで結ぶと困難なことを達成するといった意味となり、凶が吉になるに代わるともいわれています。 - 「もう一度引き直す」
何度でも引き直しても形式上問題ありません。良い結果が出るまで引いてみましょう。
まとめ
おみくじと言えば、凶が出たら嫌だなと思っておみくじを避けられる方もいます。
考え方によっては凶はそれ以下もないわけで、運気が上昇していくと思えば気分も晴れてきます。
木に結びつけたりして、運気を上げるといった方法もあります。ようは気持ちの持ちようといった感じもあります。
おみくじの順番については神社によって様々なようで、特に決まりはないようです。中には熱田神社に代表されるように凶が存在しない神社もあります。ぜひ参考にしてみてください。